分かりやすい文章の主な条件は
- 一人に向けて書く
- 1記事1テーマ/1見出し1テーマ/一文一義
- 結論ファースト
- 適度に改行をする
- 適度に読点を打つ
- 回りくどい言い回しをせずに、1文をシンプルにする
- 箇条書きを使う
- 漢字とひらがなの割合に注意する
- 同じ文末を3回以上続けない
- 中学生でも分かる言葉で書く
があります。
このほかにもいろいろとありますが、知識を完璧にするよりも実践を重視していかないといつまでも行動に移せないので要注意です。
実践しながら少しずつ知識を増やしていくのが理想です。
それでは、ひとつひとつ説明していきますね。
一人に向けて書く
大勢の人に向けて記事を書くと、フワフワした抽象的な誰にも響かない文章になってしまいます。
なので 読者を一人に絞って、その人だけに向けて文章を書くイメージで執筆しましょう。
俗に言う「ペルソナ」です。
ペルソナが思いつかないなら「過去の自分」を読者と想定するのもひとつの手ですよ。
「自分にはこんな悩みがあったから、それを解決する記事を書こう」みたいな感じで書いてみると、案外スムーズに文章が書けちゃったりします。
1記事1テーマ/1見出し1テーマ/一文一義
1つの記事にいくつもテーマを詰め込んでしまうと分かりづらい記事になってしまいます。
なので 1つの記事で伝えるテーマは1つにしましょう。
良い例
タイトル: 「初心者向け!Pythonで簡単な電卓を作成する方法」
このタイトルは1テーマになっている良い例です。
悪い例
タイトル: 「Pythonの基本とおすすめの本、そして電卓を作る方法」
こちらのタイトルは「Pythonの基本」「おすすめの本」「電卓を作る方法」の3つのテーマを1つの記事に盛り込んでしまっています。
1記事1テーマと同様に1つの見出しには1つのテーマについて書きます。
別のテーマについて書くときは見出しを分けるようにしましょう。
一文一義(ワンセンテンス・ワンメッセージ)も同様の考え方です。
1つの文章で伝えるメッセージは1つにしましょう。
別のメッセージを伝えたいときは文章を分けるようにします。
結論ファースト
「結論を最初に書きましょう」という言葉を聞いたことはありませんか?
これはその通りで、結論を先延ばしする書き方をすると読者の離脱率は上がってしまいます。
「この記事に答えがありますよ」と、最初に提示してあげることで読まれやすい記事になります。
適度に改行をする
改行がない文章というのはとても読みずらいですよね。
ですので適度に改行しましょう。
改行のルールは人によってさまざまです。
「。」のたびに改行したり、間を取りたいときは改行を増やしたり、だいたいの文字数で改行を入れたり、「長過ぎるな」と思ったところで改行したり……
あなたが読み手だったとして、「ここで改行を入れたら読みやすいだろうな」と思うところで改行しましょう。
ちなみにわたしは基本「。」のたびに改行しています。
適度に読点を打つ
読点(、)を打つ意味としては文章を読みやすくしたり、意味を分かりやすくしたりする役割があります。
読点を打つ主な場所としては
- 主語と述語の区切り:特に主語が長い場合や、主語と述語の関係を明確にするために 例:私が昨日見た映画は、とても面白かったです。
- 接続詞や副詞の後:特に「しかし」「そして」「それから」などの接続詞や「非常に」「特に」などの副詞の後に 例:しかし、彼はまだ到着していません。
- 並列する語句や句の区切り 同じ性質の語句や句を並べる場合、その間に :例:りんご、バナナ、みかんが好きです。
- 対比や強調の区切り:対比的な語句や強調する部分を区切るために 例:彼は努力家だが、結果が出ない。
- 誤読を防ぐ場所 漢字やひらがなが連続して読みづらいときに
などがあります。
このほかにもありますが、最初からすべてを覚える必要はありません。
読み手にとって読みやすい文章になるように読点を使っていけば十分です。
回りくどい言い回しをせずに、1文をシンプルにする
これは一文一義とも繋がるのですが、文章を「~ので」や「~だから」などで何個も繋げて書いてしまうと、とても分かりづらい文章になってしまいます。
「1文をなるべく短くシンプルに」を心掛けて執筆しましょう。
箇条書きを使う
箇条書きを使うことで読者の理解度が上がります。
箇条書きの主な効果は
- 重要なポイントを強調できる
- 複雑な情報をわかりやすく伝えられる
- 文章のリズム感を生み出せる
が上げられます。
箇条書きを多用しすぎるのは問題ですが、無理なく使えるところではぜひ活用していきましょう。
漢字とひらがなの割合に注意する
漢字とひらがなの割合一般的には「漢字3割、ひらがな7割」が読みやすいと言われています。
きっちり計測する必要はありませんが、漢字が多いと感じたら難しい漢字をひらがなに直したりして読みやすい文章になるように調整してみましょう。
同じ文末を3回以上続けない
「~です。」や「でした。」などの文末がありますよね。
この文末は同じものを3回以上続けてしまうと小学生の作文のような稚拙なイメージの文章になっていまします。
なので、なるべく同じ文末は3回以上使わないようにしましょう。
中学生でも分かる言葉で書く
一般の人に向けて書く文章の場合は、専門的な言葉は使わずに中学生でも分かるくらいの言葉を使って書くほうが分かりやすい文章になります。
ペルソナが専門的な分野の人でもない限りは、誰でも理解できるくらい易しい言葉で説明しましょう。